【感想/書評】大原扁理(著)『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』

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不安は9割捨てました 表紙

大原扁理(著)『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』 大和書房

大原扁理さんの本はもはや“著者買い”するレベルで好きなので、今回も例によって購入。

著者の大原さんは、なるべく社会と距離を置いた「隠居生活」をもう何年もされている方で、この本はそんな大原さんによる「不安」ついての見解が述べられている本です。

不安というのは誰しも必ず持っているものだし今更なにを…と思うかもしれませんが、

その不安をとことん考え抜き、ちゃんと向き合ったことってあるでしょうか?

もしここで「はい」と答えられる方ならば、正直この本は読まなくていいと思います。

その時間を別のことに使った方が良いでしょう。

ただ、もしここで自信を持って答え切れない、もしくは現状すでに不安に悩まされているという方には、突破口となる要素が散りばめられた本だと感じました。

というのも、元々大原さんはこの辺りの心情を捉えることに非常に長けていて、またそれを文章として外に出すのも上手な方だからです。

加えて、冒頭でお伝えしたようになるべく社会と距離を置いた生き方をされている方です。

何に対しても影響を受ける必要がないという生き方は、裏返すと全てを自分で決めていく生き方だと言えます。

つまり、ある意味で誰よりも不安と隣り合わせの日々を過ごしてこられた方と捉えることができるわけです。

なので書かれている内容にも自ずと説得力が感じられました。

ちょうど昨日、僕自身の過去を振り返った記事を書いたところだったので、

人格を歪めるぐらいの不安と向き合っていたあの頃の僕が、もしこの本に出会っていたらどうなっただろう…

なんてことも考えながら読んでいましたが、やっぱり救われた部分があったと思います。

特に「不安を完全に排除するのもまたよろしくない」という姿勢や、「他人や社会から自然と不安は取り込まれる」という考え方なんかは、もっと早く出会っていたかったな…と思わされた箇所でした。

なので同様にして、

・漠然とした不安に悩んでいる方

・不安との向き合い方が知りたい方

にオススメの本でした。

大原さんの本としては初めての(と言っていいと思います)、隠居要素が極限まで削ぎ落とされた本だったので、過去作と比べて最も間口の広い、誰もが対象になる本だと思います。

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