【感想/書評】加藤シゲアキ(著)『オルタネート』☆ネタバレなし

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※未読の方を想定した【ネタバレなし】の感想になります。既にお読みの方は、こちらのネタバレあり版へお進み下さい。

オルタネート表紙

加藤シゲアキ(著)『オルタネート』 新潮社 ☆ネタバレなし

2021年本屋大賞ノミネート作品ということで購入。

少し長いですが、あらすじはこんな感じです。

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢により、“絶対真実の愛”を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津。高校を中退し、“亡霊の街”から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体―。“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。

Amazon公式ページより引用

加藤シゲアキさんの作品は、昔読んだ『行きたくない』という複数著者による合同短編集の中で少しふれた程度で、

一冊の長編として読むのはこれが初めてでした。

NEWSのメンバーとして活躍しながら合間を縫って作家活動をされているのは皆さんも周知の通りでしょう。

中でも、特にこの『オルタネート』は第42回吉川英治文学新人賞や第164回直木賞の候補作に選ばれるなど、

すでに界隈でも確固たる地位を築いていることもあって、正直読む前からかなり期待している部分がありました。

だからでしょうか。

読み終えた後の率直な感想は、

あれ、もう終わっちゃうの…?

というものでした。

残念ながら、「悪い意味で」です。

ただ同時に引っかかりもありました。

これだけ評価されている作品が、そんなはずないと。

そこで、ある程度展開が膨らんできた後半部分から最後までをもう一度読み返してみました。

ネタバレ回避のため内容には触れられませんが、そこで抱いたのは初見の印象とは大きく異なるもので、

あえて言葉にするなら「爽やかな風がサッと吹き抜けていくような感覚」でした。

つまり、ただただ僕の理解力が足りなかっただけということになります。

ただ、えらそうな言い方をさせてもらうと、

僕がこうなったということはある程度同じ思いをされる方がいる可能性もあるということで、

結局何が言いたいかというと

・話題性の高さゆえにややメディアに取り上げられすぎている節があり、読む前から過度に期待させられることで作品をフラットに感じにくくなっていること

・小説初心者にとっては少し難しい表現、例えるなら「光が差した」とは書かずに希望を表現する、といった側面があること

の2点はあらかじめ考慮しておいた方が良いかな、と感じた作品でした。

各所で高い評価を得ている作品なだけに僕個人の感想を述べるには気を遣うところがあり、、、いつもより多くの文字を使って、少し長い記事になってしまいました。

伝えたいことがきちんと伝わっているといいな…と思います。

ということで、最後までお読み頂きありがとうございました。

もし読み終わった方がいらしたら、こちらで感想を教えて頂けると嬉しいです。↓

加藤シゲアキ(著)『オルタネート』★ネタバレあり

↓『オルタネート』新潮社公式ホームページ

加藤シゲアキ『オルタネート』新潮社公式サイト
加藤シゲアキ、「小説新潮」に初登場。長編小説『オルタネート』発売決定

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