【感想/書評】pha(著)『しないことリスト』

スポンサーリンク
しないことリスト表紙

pha(著)『しないことリスト』 だいわ文庫

最近、仕事観や将来のことについて色々と思い悩むことが多かったので、一度頭をスッキリさせようと思い購入。

ちなみにこちらは、以前ご紹介した奈良県の「とほん」さんで購入させて頂きました(^^)

著書のpha(ふぁ)さんは、京大卒のニート、シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人など少し特殊な肩書きと共に紹介されることの多い方で、

僕が常日頃から好んで取り入れている「脱力系思考」の界隈においては、もはやその名を聞かないことがないほど有名な方です。

なんですが、、

実は今まで、著書を読んだことは一度もありませんでした。

なのである意味フラットな状態でこの本と向き合ったわけですが、率直な感想を述べると、

「意外とちゃんとしてる…」

と感じた本でした。

(大変失礼であることは承知の上です。お許しください。。)

というのも、これらのいわゆる「がんばらない」系の本って、本当にとことん「がんばらない」方向で話が進められていくことが多いんです。

そのゆるさであったり考え方が一切ブレないところが心地よくて、僕自身かなり好感を持っているのですが

phaさんの考え方にはまた少し違った印象を受けました。

たとえば、

素人がIT系のスキルを身につけるのには、職業訓練が役に立つ。

本書p.143より引用

のように、

この界隈ではおよそ誰も語っていないであろう、「結構頑張るじゃん…」ということが書かれていたりするんです。

誤解を恐れずに言うと、そこそこ「まともな」意見ということですね。笑

こんな書き方をすると、

「なんだ、じゃあこの人は特に考え方が定まっていない人なのか」

と思われるかもしれませんが、そうではないんです。

どういうことかを説明をするために、少し長いですがこちらの文章を引用させてください。

大体、何でも突き詰めすぎると行き詰まるので、ある程度のところで「妥協」とか「仕方ない」とか「適当さ」とかを導入したほうがいい。

たとえば、がんばるのが嫌いだとしても、「絶対にどんな状況になってもがんばらないぞ!」というのをひたすら貫く生き方は、むしろ、がんばらないということをがんばってしまっている。

そこまでしてがんばらないよりも、たまにはちょっとがんばったほうがラクだし自然だ。

本書p.194より引用

最初見た時には思わず「なるほど」と唸らされたと同時に、僕自身、まるで自分のことを言われているようでハッとさせられた文章です。

もはや、「がんばる」とか「がんばらない」すらも超越されているんですね。。。笑

つまり、ある意味で「ひとつに決めない」という方向でしっかりと定まっているわけです。

本書には他にも様々な考え方が登場するのですが、どれも同じように筋の通ったお話が展開されるので、自然とうなずいてしまう説得力がありました。

ひとつの項目につき4〜6ページで区切られている短編集形式なので、

普段1冊まるまる活字を読むのがつらいという方

でも手に取りやすい一冊になっています。

そして、

冒頭でお伝えした「意外とちゃんとしてる…」という第一印象が示すように、脱力系思考の本の中では珍しく、

ちゃんとお仕事や子育てをされている方

にとっても参考になる本だと思いますので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。

超主観的オススメ度 ★3.5


☆他にもビジネス書やエッセイの感想を投稿しています

【感想/書評】大原扁理(著)『隠居生活10年目 不安は9割捨てました』

【感想/書評】石井あらた(著)『「山奥ニート」やってます。』

【感想/書評】岸田奈美(著)『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』

☆記事の新着通知はTwitterにて

主に読書や本に関することをツイートしています↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました