【感想/書評】岸田奈美(著)『もうあかんわ日記』

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もうあかんわ日記表紙

岸田奈美(著)『もうあかんわ日記』 ライツ社

前作『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』で岸田さんの書く文章のファンになり、2作目となるこちらの本も迷わず購入。

(前作の感想はこちら

著者の岸田奈美さんは、ご自身の体験談を綴ったエッセイをnoteで連載されている方で、最近では朝の情報番組『スッキリ』のコメンテーターをされるなど多岐に渡ってご活躍されています。

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岸田 奈美
小学館から本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」発売中! キナリ★マガジンという有料定期購読noteで月4本エッセイを書くほか、いろいろと役に立たないことを披露しています。 Official WEB→

(ご本人のnoteです。中の記事を読んでみると、なぜ岸田さんの文章が多くの人を惹きつけるのかが分かると思います。)

ご多分に漏れず僕もこの「思わず笑っちゃう文章」が好きで、

毎回一人で読みながらニヤけるという、はたから見たらなんとも気持ち悪い状況にさせられてしまうのですが、

今回は少し事情が違います。

というのも、この『もうあかんわ日記』は元々、岸田さんのお母様が体調を崩されたことから始まる“魔の37日間”を綴った文章が書籍化されたもので、

誤解を恐れずに言うならば、あまりにも気の毒すぎる現象が立て続けに起こります

なので、なんの前触れもなく読むと「これ、笑っていいやつなのかな?」と、やや後ろめたさを感じてしまうのですが

この点に関して、岸田さんは次のように語っています。

「やばすぎ、ウケるわ」「ばあちゃん、どないしてん」

理不尽なこの日々を、こうやって笑い飛ばしてもらえたら、わたしはそれで救われる。同情はいらない。

ただ、笑ってほしい。悲劇を、喜劇にする、一発逆転のチャンスがほしい。

本書p.10より引用

ああ、そうか。笑っていいのか。

むしろ、笑うべきなのか。

そう思ってからはいつもの「思わず笑っちゃう文章」が頭の中に帰ってきました。

ですからこの本も前作同様、電車の中で読むのは注意です。

また、少し勝手な解釈を付け加えさせて頂くと、

「この状況で、もし自分だったらこんな風におもしろおかしく言葉にできただろうか」

「もし今後、自分が理不尽な場面に出くわしても、“これはネタになるぞ”と思えれば少しはラクになりそうだ」

といった観点から活力をもらえる本でもありました。

クスッとさせられる文章と共に、そっと背中を押してもらいたい方にはピッタリの一冊だと思います。

超主観的オススメ度 ★3.5

↓岸田奈美さんのnote

岸田 奈美
小学館から本「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」発売中! キナリ★マガジンという有料定期購読noteで月4本エッセイを書くほか、いろいろと役に立たないことを披露しています。 Official WEB→

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