【感想/書評】町田そのこ(著)『コンビニ兄弟』☆ネタバレなし

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※未読の方を想定した【ネタバレなし】の感想になります。既にお読みの方は、こちらのネタバレあり版へお進み下さい。

コンビニ兄弟表紙

町田そのこ(著)『コンビニ兄弟』新潮文庫nex ☆ネタバレなし

2021年の本屋大賞を受賞し、個人的ランキングでも1位に選ばせてもらった『52ヘルツのクジラたち』の著者、町田そのこさんの過去作を読んでみたくなり購入。

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あらすじは、こんな感じです。

九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。その名物店「門司港こがね村店」で働くパート店員の日々の楽しみは、勤勉なのに老若男女を意図せず籠絡してしまう魔性のフェロモン店長・志波三彦を観察すること。なぜなら今日もまた、彼の元には超個性的な常連客(兄含む)たちと、悩みを抱えた人がやってくるのだから……。コンビニを舞台に繰り広げられる心温まるお仕事小説。

新潮社公式ホームページより引用

この文章やタイトルからも想像がつく通り、

とあるコンビニで働く店長と、そこを訪れるお客さんとのやりとりを中心に展開されるお話です。

本の裏表紙には、あらすじに加えて

「あなたの心、温めます」

というキャッチフレーズが書かれていたのですが、なるほどたしかに心温まる小説でした。

一冊を通して、手に汗握る劇的な展開やハラハラする事件は一切起きないのですが、だからこそ剥き出しの温かさがあります。

物語の舞台がコンビニという身近な場所だけあって情景が浮かびやすく、まるで作中の世界に自分がいるかのようなリアリティも感じられました。

そういった意味では今後ドラマ化しても面白い作品だと思います。

先述の本屋大賞受賞作『52ヘルツのクジラたち』は、どちらかと言えば人間の暗い部分に焦点が当てられている節がありましたが、

この作品は対照的に一貫して明るい世界が表現されており、読んでいると自然と心も明るくなるような魅力があります。

登場人物の属性が多種多様な分、色んな楽しみ方ができる作品だと思いますので、

職種や年齢を問わず、また、難しいことを考えずとにかく気持ちが明るくなる小説が読みたいという方にオススメです。

余談ですが僕はこの本を読んで、町田そのこさんの作品がもっと読みたくなりました。

超主観的オススメ度 ★3.5


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