※未読の方を想定した【ネタバレなし】の感想になります。既にお読みの方は、ネタバレあり版へお進み下さい。

東野圭吾(著)『白鳥とコウモリ』幻冬舎 ☆ネタバレなし
久しぶりに東野圭吾さんの作品を読んでみたくなり、購入。
あらすじはこんな感じです。
港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始めるーーが。二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、人々を新たな迷宮へと誘う。
幻冬舎公式ホームページより引用
実は学生の頃、東野圭吾さんにどハマりしていた時期があり、
その時にほとんど読んでしまったこともあってしばらく東野作品からは離れていたんですが、
“今後の目標はこの作品を超えることです”
と著者直筆で書かれたポスターを書店で見つけてしまい、数年ぶりに読んでみました。
率直な感想を言うと、
まず何よりも先に感じたのは、とにかく読みやすいということでした。
なんというか、文章が奇抜すぎるわけでも優しすぎるわけでもない絶妙な塩梅で、読み疲れることがありません。
それもあってか、最近読んだ小説の中では一番早く読み切ってしまいました。
思わずこんなツイートをしてしまったほどです。
もちろんただ読みやすいだけではなく、内容も「さすが」なのは言うまでもありません。
ネタバレ回避のため言及はできませんが、二転三転していく物語に久しぶりに鳥肌が立つ感覚を味わいました。
もはや王道すぎて、あえて僕が「〇〇な方にオススメ」と言う必要などまったくない著者であり作品ですが、強いて言うなら
・時間を忘れてミステリーに浸りたい方
には全員にオススメと言えます。
東野圭吾作品は良い!と改めて感じることのできた一冊でした。
超主観的オススメ度 ☆4.0
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