【感想/書評】岩井勇気(著)『僕の人生には事件が起きない』

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僕の人生には事件が起きないアイキャッチ

岩井勇気(著)『僕の人生には事件が起きない』 新潮社

友人がオススメしていて気になったので購入。

この本はハライチ岩井さんの第1弾となる書籍で、何気ない日常を綴った短編集形式のエッセイ集になっています。

取り上げられているお話は、芸人さんの本によくあるような「コンビ結成時の思い」「M-1決勝の裏側」などではなく、

どれも本当に“ただの日常”といった感じで、タイトル通り大きな事件は起こりません。

ただ、それがかえって静かな心地よさを生み出しており、最初から最後まで一貫してスッと文章が入ってくる感覚がありました。

読み始める前はなんとなく「ちょっと毒舌な本なのかな〜」と思っていたのですが、まったくそんなことはなくて、

岩井さん独特の雰囲気から放たれる“綺麗な皮肉”に何度もニヤッとさせられました。

ということで一言でまとめると、

読み物として単純に面白かったです。

これによって何か新しい発見があったり、自分自身を振り返ったりというよりは、ただ純粋に作品の世界に浸る楽しさがありました。

ひとつのお話がだいたい5分ぐらいで読めるボリューム感もちょうど良く、僕は毎日帰りの電車の中で2〜3話読むのを楽しみにしていました。

そういった意味では、“芸人ハライチ岩井”をまったく知らなくても読める本だとも思いますので、

誰かの日常という、少しの非日常を味わいたい方すべてにオススメです。

超主観的オススメ度 ☆3.5

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